精進料理


お寺といえば

タイトル サチのお寺ごはん
作者   かねもりあやみ
出版社  秋田書店

お寺って中々行くことがないと思います。
四国にはお遍路さんが、京都は観光地として有名ですが、
お説法を聞く事は中々ないと思うのです。

東日本大震災の2か月に私の大好きな祖母が天に召された時に聞いて以来、
聞いていません。

10数年前は、仕事も忙しく、食べることはするけれど、
食べれればコンビニご飯でも、ファーストフードでも何でもいいと
思って、自分の体のことなど全く大事にしていませんでした。

その時の自分と似ていたなぁと思って読みました。

お寺ご飯は、精進料理の発祥でもありますが、
命を頂くという行為自体が大切なのだと知りました。

レシピも記載していますので、作りたくなったらすぐに始められると思います。

ズイキって聞いたことありますか?
先日、お隣のおばあちゃまが、手袋をして何かの作業をしていて
何をしているの?と聞いたところ、
『皮を剥いて干しておくと
葉物がない時期にでもお汁(お味噌汁)に入れられるだろう?
昔は産後、体力の無い時に体を温めてくれるからとてもいいんだよ』
と教えて頂きました。

ズイキは里芋の茎の部分です。葉っぱではありせん。
里芋なだけにアクが強いので手袋をしないと手が真黒く、かゆくなってしまいます。
それで手袋をしていたのだと知りました。

上手く剥けるものもあれば、そうでないものもあるから面白いんだ。
テレビを見ていても答えてくれないが、こう作業をしていると色々あって面白いんだ
とおっしゃっていました。

ホント隣のおばあちゃまの考え方がとても素敵で大好きなおばあちゃまなのです。

話す度に勉強させていただいています。

何も無駄なことなどないと捨ててしまう所なんてほんの少しだと。

今を大事に生きていますか?と聞かれているようです。
精進料理とお説法と難しくないので力を緩めて読んでみたら如何でしょうか?

ありがとうございます。