純粋な心をもつ少女
最後にそぉっと魔法の言葉をおいていこう
タイトル ささらさや
作者 加納朋子
出版社 幻冬舎
日常に中で少しだけあるやさしさやあたたかさ
取りつかれていった人たちは、皆幸せを貰ったような気分になります。
自分では気づかなかったことも通り過ぎてみて
あー良かったとホクホクしまうような何かがこの作品にはあります。
きっとみんな魔法使いじゃないかと思うのです。
ただ、それを忘れてしまっているのではないかと
忘れるような仕組みに世の中がしているような気がします。
なんでしょうか?
ココロの奥がぎゅうっとしたくなるほど、苦しいのだけど、なんだか暖かくなるおはなし
とんでもなく、純粋な少女の心を持つ主人公
疑うことの多い世界で信じ信じてるという目をどれだけの人が忘れてしまっているのでしょうか
どれだけのひとが動かされているのでしょうか?
それだけのひとが救われているのでしょうか?
とてもほんのり、そしてゆっくり、ゆったりと時間が
流れている中で思い出すことがで出来ると思います。
さわやかにほんのりと心の中に残っていて物語の中のおばあちゃんが言う通り
居座ってしまようなやさしさが溢れている本です。
ありがとうございます。