トルコの文化を楽しめる


今はずいぶんと変わってしまったかもしれませんが…

タイトル トルコで私も考えた
作者   高橋由佳利
集英社  集英社

20年前に初めて読んだ時、国によって文化が似ている所もあれば、こんな考え方もあるのだと
教えてもらいました。

お気に入りのものなどが、ガラスだったり、陶器だったりあると思います。
自分の不注意で割ってしまった時など、あーもう!!って、自分に対して
イライラしてどこかやりきれない気持ちがあったのですが、
これを読んでクヨクヨしないようにしています。

トルコでは、チャイを飲む時にチャイグラスというものがあるそうで、
小さいガラスの容器で、よく割ってしまうそうです。
そのガラスの器が割れてしまった時に、自分の身代わりになってくれたのよ
って考えるらしいと、この本を読んで知りました。

大事にしているからこそ、自分に災難が降りそうなときに割れるのだと。
モノには魂が宿っていると、よく耳にします。

だからこそ、割れてしまった時には
『今まで使わせてくれてありがとう』
と、言葉に出して感謝をするようにしています。

国によって文化の違いが楽しめる本だと思います。

一話づつ完結になっていますので、ちょっとの隙間時間に楽しんで頂けたらと
思います。

ありがとうございます。