ぶっきらぼうですが
私設図書館
タイトル 図書館の主
作者 篠原ウミハル
出版社 芳文社
私設図書館で働く男性が利用者さんとの会話が面白いのです。
ぶっきらぼうですが、本の知識はすごいのです。
言葉はぶっきらぼうですが、どんな小さい子でも興味があることがあると
思います。
それをよく見ていて、こんな本もあるよって教えてくれるのも楽しい
ひとときだと感じました。
どんな本がいいのか、沢山あり過ぎてしまうと、
どんな本が読みたいのかわからなくなってしまったことって
ありませんか?
絵本は、自分の好みの絵や色合いが好き、お話がすきと
割と選び易いと思うのですが、単行本になると
いきなりハードルが上がる気がします。
親切に何歳用と記載してあることもありますが、お話や、言葉の意味が分からなければ
辞書を引いても意味が分からないことがあった記憶が私にはあります。
9-10歳ぐらいまでは、絵本でもいいのではないかと、個人的には思っています。
面白いと思うのは個人の自由ですが、周りの友達や先生などに言われて恥ずかしいと思ってしまうと
なかなか、手を出さないお子さんもいるのではないでしょうか?
12歳の子が9歳ぐらいの子が読む本が大好きなのにもっと小さい子が読む本だから恥ずかしい
と言っていた子の話をふと、
思い出しました。
他の誰がなんといおうと自分の好きなものは好きって言っていいんだよ。
好きなことがあるのがすてきじゃないの!!
と、言った所、とてもうれしそうに笑ったのがとても印象的でした。
枠にはめようとすればうるほどに、選択肢の幅が狭まってしまっているのがとても悲しいことだと感じます。
私の知っているがっこうは、小学校1年から小学校6年まで、いわゆる国語やっ算数などなく、学校の時間は自分たちで
決めて遊び倒すまで遊ぶ学校があります。自然の中で培ってきたことは、どんなことも
柔軟に物事をとらえる力があるようです。
小さい時にしっかりあそんでおかないと、頭でっかちな大人になってしまうのではないでしょうか?
創造力を広げて、大地に根を張るように広げていけたらと思います。
ありがとうございます。