私の名を言ってください



ヤングアダルト(YA)を読むたびに忘れていた感情を
思いだします。

タイトル  氷の海のガレオン
作者    木地 雅映子
出版社   講談社(単行本) ピュアフル(文庫)


『ふつう』ってなんだろうって???
私の中でのふつうと他の人がおもうふつうは
少し違うものだということも最近、分かってきた気がします。
それが少数のひとだということも。

みんなと同じ、みんなと同じように『ふつう』ならば、こんなに
苦しみ、悲しみはなかったかもしれないだろうと思うのです。

作中に
夢のなかに精霊として
『私の名を言ってください』
とあります。

自分自身の中にある深い深い所にいる私のココロはどういっているの?
って投げかけているような気がしてなりませんでした。

自分の船は自分の舵で動かしていかないと
いけないなぁと

嵐のように吹き乱れる日があっても
それを乗り越えたときに新たな大陸(大地)が待っているのだと。

もしも誰もいなくてもここまで連れてきた人々のお陰で
自分の足で立つことが出来ていることを忘れないでほしいなぁを思います。

ありがとうございます。