あまいだけじゃない

いい所を見つける

タイトル あんどーなつ
原作   西ゆうじ
作画   テリー山本
出版社  講談社

ひょうんなことで、和菓子屋に勤めることになったなっちゃん
下町で人情溢れる人々とおかしなおかしなお話です。

お皿を割ってしまった見習の人が店主に言われている
シーンがあります。
怒ると叱るは違うんだよ
って言葉があるのですが、ただ怒鳴るのではなくこう説明するのです。
ただかお皿と思っているだろう ただ蕎麦を打っても器がなければ食べることができないだろう 
ってちゃんと説明があるのです。
怒るのは、感情的に自分の怒りを外に出すだけですが、
叱るは相手の成長を願って叱るのです。
大事にするあまり叱らなくなった気がします。
私の小さい頃は、人の道に外れたり悪いことをしたら、親じゃなくても叱られたものです。
叱ってくれる人は有難いって言われたものでした。

大人になった今は、叱ったら逆ギレされたら と変な方向にいっています。
人口調味料や甘いお菓子ばかり食べているとキレやすくなるそうです。
便利の代償ですかね。
全部を排除しようという生活は体も心にも良くないと思うのです。
自分のできることからコツコツとしていけたらいいなって思います。

絵は昭和の感じがしていますが、読めば読むほど温かさが絵の中から溢れ出ていてきらきらしているのです。

ココロがほわぁんとなりますように 
あたたかい気持ちになりますように

ありがとうございます