百姓貴族

生きていくためには、食べていく、命を頂くこと

タイトル 百姓貴族
作者   荒川弘
出版社  新書館

鋼の錬金術師の作者荒川弘の農家エッセイです。
農家さんの本音がチラホラ出でいますが、荒川さんの書いてあることは
ほんとーにその通りだなーって思います。

ギャグてき要素も交えつつも農家の知識も ざっくり知ることが出来ます。
一冊が薄いのであっという間に読み終わります。

文明社会に慣れてしまって、モノを大切に出来なくなった気がします。

ご飯を作って冷蔵庫に入れっぱなしでつい腐らせてしまったことは誰でも一度は
経験があると思います。

そんな時 あーー負けた。。。
って思うんです。
美味しく頂けなかったことも、命を粗末にしてしまったことで、反省があります。
野菜だって肉や魚だって食べごろに大きくなるまで生きて成長しているのに...

自分が口にしたらその命も自分の中で一緒に生きられるのに力になってくれたのに
っておもうのです。

その命を頂く行為に対して 『いただきます』と言うのです。

一年を通して畑に出ていると春には蝶が飛び、夏にはカエルが鳴き、秋にはトンボが飛びます。
皆どこかで命が繋がっているのです。

小さい頃から畑や森の中に住んで居れば、もっともっといろいろな生き物に出会う機会が多くなるでしょう。
都会の中で、自分の食べているものがどんなふうに育てられ、どんな気候で生きているかも知らないと
出来合いのものやファーストフードでどんどんと味覚や薬(化学調味料)で生きる力=自己治癒力をも失くしてしまいます。
本当に自分ってこんなだっけ????
と立ち止まることも、振り返ることも出来なくなる前に、
食べるもの・食べることを
見直してみませんか?

ちなみに作中にヨモギと炭で手を切ってしまった時の対処法があるのですが
包丁で手を切ってしまった時に試してみたのですが、血の止まりが早く、治りも早かったです。
さすが、農家の知恵。おばあちゃん知恵袋的にすごいです

ありがとうございます


[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

百姓貴族(1) (Wings comics) [ 荒川弘 ]
価格:734円(税込、送料無料) (2017/10/6時点)