探しモノがみつかるコンビニ



おでんのいい匂いが

タイトル コンビニたそがれ堂
作者   村山早紀
出版社  ポプラ文庫

私の小さい頃、特に思春期の頃に読みたかったと思う本です。

ヤングアダルト 略してYA(ワイエー)という分野になります。
アメリカでは13~19歳の世代に対して使われている言葉で「若い大人」という意味です。
子どもと大人の間の世代もしくは子どもでも大人でもない世代です。
子供の本のコーナーでもないし、一般書では大人すぎて読みずらい。。。
ちょうどその間の本です。

ファンタジーと現実との境のおはなしがヤングアダルトには多いです。

言葉が丁寧に使われていて、大人がハマって読む方も多いようで
そんな私もYAが好きです。

一般書だと難しい言い回しや理解できない事が多いのですが、
どこかやさしい世界があってほんわかするのです。

誰にでもわかるコトバというのは強力だと感じるからです。
いくら偉そうにいっても理解されなければ意味がないと思うから。

だから、ヤングアダルト作家さんは、言葉遣いが丁寧で
素敵だと感じるのです。

探しモノを求めてコンビニたそがれ堂に入ります。
どうしてもどうしても欲しかったもの、どんなに探しても見つからなかったものが
置いてあるといわれる不思議なコンビニ。

そんなコンビニあったらいいなぁとおもいます。
誰にでも気軽に入れるわけでもなく、必要な人にしか見えないかもしれません。
でも、どこかにきっとそんなコンビニがあると信じて。
何かおこるのかわからない世の中ですから。。。

ありがとうございます。