植物にも意思がある


水樹さんの作品は、どれを読んでも愛おしい気持ちでいっぱいになります。

タイトル 樹魔・伝説
作者   水樹和佳子
出版社  早川書房


ジュマは意思のある植物で、少女の考えていること、してほしいことをカタチに変える力があります。

植物に意思があることは、最近わかってきていますが、この本が掲載されていたのは、
1979年単行本になったのは、1980年の事なのでとても早い時から、
このお話を描いていらっしゃったと思うと、スゴイ本を出されたんだなぁと感動してしまいました。

植物、昆虫達は、本当は
とてもおしゃべりが好きなのかもしれないなぁと思うことが沢山あります。
自分の育てているものに声をかけ、ありがとうと言葉にしているだけで
夏に枯れてしまう植物が枯れずに1年中緑のままの姿でいた時を経験しました。

コミックとは、全く関係ないのですが、
昔、こんなっ質問をされたことがあります。

『綺麗と思う人、美しいと思う人はどんなひとですか?』

と聞かれて、どんな人だろう?と考えて、解らなかったので
答えをおしえてと聞いたらこんな答えでした。

『道に花が咲いているでしょう?
どんな風に思いますか?
雑草でも何でもいいのです。』

私は

『綺麗だな、小さなお花が咲いていて素敵な色をしているなァっておもいますよ』

と答えたら

『花を見て綺麗だと思う心が美しいと思うのです』
と言っていたのを思い出しました。

あまり忙しすぎると、傍にある花の存在に、目を向けないと思うのです。
ただそこにあるだけ、褒めてもらうことも、何も求めないのに人間だけが
必要以上に求めることが多いのではないかと感じています。
植物、昆虫、動物こそ無償の愛ではないかと思うのです。

話は元に戻りますが、自分の守りたいモノのためにここまでできるのかと思うほど、愛おしいのです。
植物は言葉はお話は出来ない、(私達が聞こえない)と思っているだけで、
自分を愛してくれるひと、守ってくれる人がいるということは、とても幸せなことだとおもうのです。

SF漫画でありながら、未来を予測しているような気持ちになります。

瞑想、祈り・・・

いつの時代にも祈りはあります。

今日も素敵な一日になりますように・・・

ありがとうございます。